「ハンカチ王子」の異名で一世風靡した斎藤佑樹(さいとう・ゆうき)さんですが、練習しないせいで選手寿命が短くなった？と噂されていますよね。
同い年のライバル「マー君」こと田中将大投手は日米で大活躍しているのに、2006年夏の甲子園で全国制覇を果たした斎藤佑樹さんの方が先に引退した理由を探る動きが活発化しています。
頑固な性格が仇に？慢心でビッグマウスだったから？と話題になることが多い斎藤佑樹さんですが、アスリートなのに大の練習嫌いと指摘されることも少なくありません。
そこで、今回は斎藤佑樹さんが練習しない噂が本当なのかどうかはもちろん、プロ野球選手としてダメと言われてしまった理由を3つ掘り下げていきます。
斎藤佑樹が練習しない噂は本当？
斎藤佑樹さんは現役時代に練習しないタイプだった？と噂されているのは本当みたいです。
注目度は高いのに成績は中途半端だった斎藤佑樹さんは週刊誌の格好のネタになっていて、「結果が出ていない＝練習しない」と結びつける記事がたくさん出ていましたよね。
一方、吉井理人さん（千葉ロッテ監督）や中日ドラゴンズの元監督・落合博満さんも斎藤佑樹さんに手厳しい意見を浴びせていたことが分かったので、1つずつ掘り下げていきましょう。
週刊誌のネタが噂の出所
り物入りでプロ野球選手になったにも関わらず、目立つ成績を残すことができなかった斎藤佑樹さんに対し、「練習しない・練習嫌い」という噂が出回っているのは確かです。
プロの世界で通用しなかった斎藤佑樹さんは週刊誌のネタにされるケースが多く、「練習しないから活躍できないんだ」という論調の記事がたくさん出ていました。
関係者が斎藤佑樹さんを批判する証言をしているものの、いずれも匿名で具体性に欠ける内容ばかりですよね。
明確なソースがないのに「練習しない」とレッテル貼りさせられた斎藤佑樹さんに同情する意見が出てきている中、日本ハム時代のコーチだった吉井理人さんが驚きの証言をしていたのです。
吉井理人の証言
斎藤佑樹さんがドラフト1位指名で入団した日本ハムで指導経験がある吉井理人さんは、「練習しない」姿勢を疑問視していたことがあったそうです。
「あんなに練習しない選手は初めて見た」と斎藤佑樹さんを突き放すようなコメントを残している吉井理人さん。
予定された練習メニューはこなすものの、斎藤佑樹さんは更なるレベルアップを目指すためのトレーニングはしなかったため、野球と向き合う姿勢に疑問を抱かれるのは仕方ないかもしれませんね。
また、中日ドラゴンズの監督として日本一の経験を持つ落合博満さんも斎藤佑樹さんの練習しない態度に苦言を呈す場面がありました。
落合博満の証言
NHK「2012年プロ野球を楽しむ12の方法」にて、元日本ハム監督・梨田昌考さんと対談した際、落合博満さんは斎藤佑樹さんに喝を入れていました。
＜落合博満が斎藤佑樹に苦言＞
・「6回から7回まで投げて、2点か3点に抑えられればいい」という考えが甘い
・リリーフ投手に頼るような考え方じゃ通用しない
・自分の責任で完投する覚悟を持っていない
・甲子園優勝した直後も「素質は田中将大の方が上」と感じていた
・ドラフト会議で田中将大を獲得できなかったことを後悔
6回まで投げて自責点を3点以内に抑えるQS（クォリティ・スタート）達成を目標にしていた斎藤佑樹さん。
ただ、中日ドラゴンズ監督時代に強力な投手陣を作り上げた落合博満さんは、斎藤佑樹さんの考え方の甘さを鋭く指摘していて、プロで通用しないことを予言していたのです。
「長いイニングを投げ切る体力がない＝トレーニング不足」となるわけで、落合博満さんは早い段階で斎藤佑樹さんが練習しないタイプだと見抜いていた可能性がありますよね。
斎藤佑樹がダメと言われる理由とは？
斎藤佑樹さんがダメと酷評されてしまった理由は「頑固」「練習嫌い」「慢心でビッグマウス」の3つです。
週刊誌のネタだけでなく、かつての恩師・吉井理人さんに練習しないことを暴露され、落合博満さんにも考え方の甘さを指摘された斎藤佑樹さん。
性格がプロ向きじゃなかった点もダメだった理由にあげられているので、1つずつチェックしていきましょう。
頑固
現役時代の斎藤佑樹さんは良い意味でも悪い意味でも「頑固」な面があり、コーチやOBたちの忠告を聞き入れなかったとのこと。
日本ハムのOB会長を務める西崎幸広さんも斎藤佑樹さんの頑固な性格に手を焼いていたことを明かしています。
＜斎藤佑樹の頑固エピソード＞
・コーチの指摘に耳を貸さない
・他人の忠告以上に自分の理論を信じ切っている
・投球フォームをコロコロ変えてしまう
・有原航平（現：ソフトバンク）の投げ方を真似したら、球速ガタ落ち
他人に口出しされることを極端に嫌っていたようで、斎藤佑樹さんはコーチからの指摘に逆らったこともあったそうです。
「ハンカチ王子」としてチヤホヤされたことが悪影響だったのか、親切なアドバイスに耳を貸さず、自分の殻に閉じこもった結果、プロで生き残る道を自ら閉ざしてしまったわけですね。
練習嫌い
吉井理人さんに練習しないことをバラされていた斎藤佑樹さん。
メジャーリーグで活躍するダルビッシュ有投手にも練習嫌いを指摘された過去があります。
ダルビッシュ有投手が日本ハムに在籍していた頃は仲良さそうに見えたのですが、練習嫌いな斎藤佑樹さんの姿勢に疑問を抱いていたみたいですね。
さらに、元メジャーリーガー・イチローさんも斎藤佑樹さんの練習嫌いな面を見抜いていました。
超大物のイチローさんと一緒に自主トレした斎藤佑樹さんですが、大先輩が近くにいる中でも謙虚さを欠いた振る舞いを見せたとのこと。
1年間の長いシーズンを戦い抜くための体作りがメインとなっている自主トレなのに、練習でハングリー精神をむき出しにしない点もイチローさんに指摘され、2人は犬猿の仲になってしまったようですね。
慢心でビッグマウス
コーチの助言に耳を傾けない「頑固」な性格で、ダルビッシュ有投手やイチローさんから練習嫌いを忠告された斎藤佑樹さん。
さらに、結果が出ていないのに慢心したり、オーバーな発言を連発する「ビッグマウス」だったこともマイナスに働いてしまいました。
日米通算197勝を挙げ、200勝の大台まであとわずかのところまできている田中将大投手に強いライバル心を抱いていた斎藤佑樹さん。
プロ野球選手を20年続けて、名球界入りの指標となる200勝到達を目標に掲げていた斎藤佑樹さんでしたが、実働11年で通算15勝という結果に終わっています。
また、人の見えるところでしか練習しないスタイルを貫いたことが災いし、歳を重ねていくにつれて体力の無さを露呈する場面がどんどん増えてしまいました。
ケガで降板した直後なのに、治療することもなく、メールを打っていたところをダルビッシュ有投手に目撃され、説教されていた、という慢心エピソードも見つかっています。
斎藤佑樹についてネットの声
「練習しない」と噂されている斎藤佑樹さんに対し、ネットではどんな声が出ているのでしょう？
野球ファンの間でも斎藤佑樹さんの練習嫌いは周知の事実になっているようですね。
練習しないスタイルをどこかのタイミングで捨て去り、もっと野球に打ち込むことができていたら、田中将大投手にも負けなかったのでは？と考えている方も多いのではないでしょうか。
周囲の期待値が高すぎただけで、プロ通算11年で15勝を挙げている斎藤佑樹さんは失敗の部類には入らない、という意見も目立っていますよね。
また、「株式会社斎藤佑樹」を立ち上げたり、テレビCMに登場したりと、現役引退後の第二の人生を順調に歩んでいる姿に感心する人も多くなっていました。
まとめ
今回は斎藤佑樹さんが練習しない？と噂されている件について掘り下げました。
・吉井理人が練習しない斎藤佑樹に愛想を尽かしていた
・落合博満も考え方の甘さを指摘
・イチローも練習嫌いと見抜いていた
・慢心していた斎藤佑樹にダルビッシュ有が喝を入れたことも
・現役引退後の活躍に期待する声多数
以上の5点が斎藤佑樹さんが大の練習嫌いと指摘された件の真相です。
練習しないスタイルを貫いたせいで、プロ野球選手として大成しなかったのは確かな斎藤佑樹さん。
でも、甲子園で田中将大投手に投げ勝ち、知名度が上がったのも事実で、第二の人生で大活躍する姿が見たい！と期待する声も数多くあるので、これからの飛躍に注目したいところですね。