陸上男子短距離界のエース・サニブラウン選手に勝った野球選手として知られていて、日本ハムファイターズに在籍している五十幡亮汰選手の現在を徹底深掘りします。
中学時代の全国大会でサニブラウン選手に勝利したのに、なぜか野球選手になった五十幡亮汰選手がどんな経歴なのか気にしている方も多くなっているようですね。
もし、このまま陸上を続けていたら、サニブラウン選手並みのスーパースターになったかもしれない”消えた天才”五十幡亮汰選手の最新情報をお届けしますので、どうぞお楽しみに!
サニブラウンに勝った野球選手は五十幡亮汰
五十幡亮汰選手は行田市立長野中学校(埼玉県)時代、同級生のサニブラウン選手(城西大学附属城塞中学校)と陸上の全国大会で対戦しました。
2人が顔を合わせたのは2013年の第40回全日本中学校陸上競技選手権大会。
100mと200mの決勝で五十幡亮汰選手がサニブラウン選手を破り、二冠達成を果たしたのです。
100mで日本人歴代最速となる9.97秒の日本記録を持つサニブラウン選手に勝っていた五十幡亮汰選手ですが、中学時代で陸上競技に別れを告げるのでした。
五十幡亮汰選手がなぜ陸上を辞めたのか?など、経歴プロフィールについて次のコーナーでまとめていきます。
五十幡亮汰の経歴やプロフィール
五十幡亮汰選手は高校から野球に専念していき、中央大学を経て2020年ドラフト会議2位指名で北海道日本ハムファイターズに入団しました。
名前 | 五十幡亮汰(いそばた・りょうた) |
生年月日/誕生日 | 1998年11月27日 |
年齢 | 25歳(2024年7月現在) |
出身地 | 埼玉県行田市 |
身長/体重 | 171cm/67kg |
投打 | 右投左打 |
ポジション | 外野手 |
職業 | プロ野球選手 |
球団 | 北海道日本ハムファイターズ(2020年ドラフト2位) |
身長171cm・体重67kgという体格は一般男性の平均(身長171.5cm・体重53.4kg)と大差ないですから、五十幡亮汰選手は体型に恵まれたアスリートではありませんよね。
でも、持ち前の俊足を活かす形で守備・走塁の能力が秀でていて、打撃力もどんどん高まっていたことが決め手となり、無事にプロ入りを勝ち取るのでした。
・行田市立東小学校1年の時から野球を始める
・行田市立長野中学校3年で野球の15歳以下日本代表に選ばれる
・陸上の全国大会でサニブラウン相手に勝利
・中学卒業を機に陸上競技を辞め、野球に専念
・佐野日大高校に進んだが、甲子園出場はならなかった
・中央大学(法学部政治学科)に進学
・東都野球リーグのベストナインを2度受賞
・2020年のドラフト会議で日本ハムから2位指名を受け、念願のプロ入り
中学生の頃までは野球と陸上の二刀流をしていた五十幡亮汰選手ですが、中央大学時代に「消えた天才」と呼ばれるようになり、世間からの注目度が爆上がりしました。
消えた天才だった
2019年8月11日に放送されたTBS番組「消えた天才」にて、五十幡亮汰選手は「サニブラウンが勝てなかった消えた天才」というコーナーで特集されていましたよね。
当時はまだプロ入りしておらず、中央大学の学生という立場だった五十幡亮汰選手。
ただ、サニブラウン選手が国際舞台で目覚ましい活躍を見せたため、中学時代に陸上全国大会で勝った実績を評価され、地上波テレビ番組に登場することになったのです。
なぜ陸上競技を辞めて”消えた天才”になってしまったのかというと、小学3年生の時に天国へと旅立った母と「プロ野球選手になる」という夢を叶えたかったからです。
亡き母への親孝行をするため、必死に練習を頑張ってプロ野球選手の座を勝ち取った五十幡亮汰選手の努力は本当に凄いですよね。
五十幡亮汰の50mのタイムは?
五十幡亮汰選手の50m走の最速タイムは「5.6秒」です。
サニブラウン選手の50m自己記録は分からなかったのですが、五十幡亮汰選手以外のプロ野球選手の50mはどのくらいのタイムなのかを調べてみました。
・並木秀尊(ヤクルト):5.32秒
・柳田悠岐(ソフトバンク):5.55秒
・荻野貴司(ロッテ):5.6秒
・山田哲人(ヤクルト):5.67秒
・大谷翔平(ドジャース):6.4秒
五十幡亮汰選手よりも50mのタイムが速い選手が存在する一方、メジャーリーガー・大谷翔平選手以上の俊足の持ち主だったことが分かりました。
50mのタイムの優劣がプロ野球の世界で通用する指標にはなりませんけど、足が速ければ1軍での出番も増えていきますし、五十幡亮汰選手の長所であることには変わりありません。
五十幡亮汰の100mのタイムは?
五十幡亮汰選手の100mのタイムは「10.79秒」です。
中学時代のライバル・サニブラウン選手は9.97秒まで100mの記録を伸ばしていて、成長度合いが半端ないことを証明していますよね。
一方、2023年全日本中学校陸上競技選手権大会の男子100m決勝のタイムは「10.75秒」でしたから、五十幡亮汰選手の自己ベストと大差ないことが分かりました。
もし、五十幡亮汰選手が陸上に本腰を入れていたら、サニブラウン選手と一緒に五輪や世界陸上で活躍していたかも…と思うファンも少なくありません。
五十幡亮汰の現在について
五十幡亮汰選手は現在、日本ハムファイターズ入団4年目を迎えていて、俊足好打の外野手としてチームに欠かせない存在になっています。
身体が小さくて、怪我しがちなところが残念ですが、2023年シーズンには70試合の出場で盗塁を17個記録(パリーグ全体で5位)しており、50m走5.6秒のスピードをフルに発揮していますよね。
BIGBOSSこと新庄剛志監督からも大きな期待がかけられていて、俊足を活かしたオールラウンドプレーヤーに成長すべく、日々努力を重ねているのです。
五十幡亮汰は結婚してる?
結婚相手はおろか、彼女の情報も確認されていない五十幡亮汰選手。
小さい頃からスポーツ万能でモテモテだったはずなのですが、プロ野球選手になってからも自身のレベルアップに注力しており、結婚すること以上に野球で成果を残すことにこだわりを持っています。
同期入団の細川凌平選手とオフシーズンにパンケーキを食べていた五十幡亮汰選手。
硬派なイメージが強いのですが、意外にもスイーツ男子だったことが分かったので、料理上手な女性が理想の結婚相手なのかもしれませんね。
一方、サニブラウン選手も結婚には興味がないようで、「ボクらの時代」に出演した時に「(女性と)付き合って、何するんすか?」と仰天発言をしていました。
活動拠点をアメリカに置いているサニブラウン選手ですが、陸上競技に全集中していて、プライベートを充実させるのは二の次と考えている点は五十幡亮汰選手と似ていますよね。
まとめ
今回はサニブラウン選手に勝ったことがある五十幡亮汰選手の現在をまとめました。
・亡き母との夢「野球選手になる」を実現させる
・50m走5.6秒、100m走10.79秒が自己ベスト
・ドラフト2位で日本ハムに入団し、盗塁の期待値が高い選手として有名
・結婚はしていないが、スイーツ男子だったことが判明
・サニブラウンも独身貴族だった
以上の5点が五十幡亮汰選手の最新情報です。
”消えた天才”と呼ばれてしまっている五十幡亮汰選手ですが、陸上を辞めたというだけで、プロ野球選手としては十分な活躍を見せていますよね。
将来的にはWBCの侍ジャパンに欠かせない存在になるかもしれませんし、ライバル・サニブラウン選手と切磋琢磨しながら、更なる高みを目指してほしいです。